・・・大震災から3年とビートルズソング・・・
2011年3月11日に起きた大震災から3年が経ちました。
福島県北に住む私は、震災原発事故を期に、無意識のうちに
これからどう生きるかを 真剣に考えさせられていました。
15,000人以上の命と引き換えに、私達は「生」を戴いたのだと思うのです。
私は、次の世代に、東北以外の人たちに、
あの日の東北を、今の東北を、自然災害と人災を、
そして東北人の生き様を、人としての生き方を、
しっかり伝えていく事が残された者の責務ではないかと感じていました。
震災後、私達は「ビートルズのチカラ!」と言う復興支援団体を立ち上げ、被災地だけではなく関東地区へのツアーもし、各地域の強力な応援団と共にビートルズソングを通して「あの日の東北」「東北の今」を伝える活動を続けてきました。
この活動は、この3年間で10回のツアーライブの成功と、50万円を越える義援金と言う実績を残す事が出来ました。
どの会場でも、お客さんはビートルズソングで、和になり、笑顔になり、時には涙を流し、一緒に唄って元気に会場を後にくれます。
理由はわからないけれど、ビートルズソングには、人を笑顔にさせるチカラと人を繋ぎあわせてくれるチカラが絶対に存在するのだと私達は信じています。
そんな中、昨年11月に来日してくれたポール。
有難いことに「ビートルズのチカラ!」に興味を持って戴いたとの事で直接ポールと話す機会を戴きました。
「君は復興バンドをやっているんだって?」とポール。
私は「はい、 Power of The Beatles Songs(ビートルズのチカラ!)でプレイしています。東北で是非唄ってほしい。東北の人たちは、あなたの歌を必要としています。」と訴えました。
「OK、わかった、約束するよ!」と本当に真剣な眼差しで答えてくれた
ポールの顔は今でも忘れられません。
そして、その日の公演で「Fukushimaの為に歌います」とYesterdayを。
私達東北人の心とポールの心が通じた瞬間です。
私は涙が止まりませんでした。
ビートルズソングのチカラ!の解明は永遠の謎かもしれませんが、ビートルズが聴こえる「新生東北」の創造の為に、私達も、これからも活動を続けて行こうと思います。
ビートルズよ、沢山の元気と笑顔をありがとう。
そして、これからも私達に「ビートルズのチカラ!」を与え賜え!
■3年間沢山のご支援を戴きました。
東京のみなさま、秋田のみなさま、八戸のみなさま、
仙台のみなさま、福島のみなさま、熊谷のみなさま
石巻のみなさま、山形のみなさま、会場をご提供戴いたみなさま、
プロデュース戴いたみなさま、新聞社のみなさま、
ラジオ局のみなさま、テレビ局のみなさま、などなど・・・。
本当に有難う御座いました。
これからも、ご声援のほど、よろしくお願いします。
「ビートルズの聴こえる街の創造」の為に、私達も進んでいきます。
2014/3/11 Genky Matsuura
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